子育ては、根気。

我慢ではなく、子どもの育ちを信じて向き合い続ける力

以前、私は
「子育ては我慢じゃなくて、忍耐」
という文章を書きました。

でも最近、もう少ししっくりくる言葉があるなと思ったのです。

それが、

根気。

子育てに必要なのは、
ただ耐えることではありません。

自分を押し殺して、
感情を飲み込んで、
いいお母さんでいようと頑張り続けることでもありません。

でも、やっぱり子育てには
どうしたって「根気」がいります。

子育ては、大人の予定通りには進まない

一回言っただけでは伝わらない。
昨日できたことが、今日はできない。
急いでいる日に限って、靴を履かない。
帰りたい日に限って、石ころを拾い続ける。
寝てほしい日に限って、全然寝ない。

子育てって、
大人の予定通りには進まないことの連続です。

効率だけで考えたら、
正直、めちゃくちゃ非効率。

大人がやった方が早い。
抱っこした方が早い。
先回りした方が早い。
説明するより、黙ってやった方が早い。

でも、そこで少しだけ立ち止まる。

この子は今、何を学んでいるんだろう。
何を感じているんだろう。
どこまで自分でやってみたいんだろう。

そうやって、
子どもの育ちに付き合う力。

それが、根気なんだと思います。

効率だけでは測れないものがある

今の時代、
根気がいることは敬遠されがちです。

すぐに結果が出るもの。
タイパがいいもの。
効率がいいもの。
わかりやすく成果が見えるもの。

そういうものが、どうしても評価されやすい。

もちろん、効率は大事です。
わたしも効率化、大好きです。

できることなら家事も仕事も、
魔法で一瞬で終わってほしい。

できれば洗濯物は、
自ら畳まれて、引き出しに帰ってほしい。

けれど、子育てだけは、
効率だけでは測れません。

子どもは、アプリみたいにアップデートボタンを押したら
翌朝いきなり最新版になるわけじゃない。

何度もやってみる。
何度も失敗する。
何度も泣く。
何度も甘える。
何度も同じことを言う。
何度も同じことを言わせる。

その繰り返しの中で、
少しずつ、少しずつ育っていきます。

そして親もまた、
その繰り返しの中で育てられているのだと思います。

根気は、根性論とは違う

子どもに根気よく付き合うって、
ただ優しく見守るだけではありません。

時には、ちゃんと止める。
時には、待つ。
時には、何回でも伝える。
時には、自分の感情を整える。
時には、
「今のわたし、よく頑張ってる」
と自分を抱きしめる。

根気って、
根性論とは違います。

「母親なんだから我慢しなさい」
「子どものために全部犠牲にしなさい」

そういう話では、まったくありません。

むしろ逆だと思うのです。

自分を大切にしながら、
子どもの育ちにも丁寧に付き合う。

自分の限界を知りながら、
それでも今日できる分だけ向き合う。

完璧じゃなくていい。
毎日できなくてもいい。
イライラする日があってもいい。
泣きたくなる日があってもいい。

それでも、また戻ってくる。

子どもに。
自分に。
この暮らしに。

それが、根気なんだと思います。

子どもたちは、未来の希望

子どもたちは、未来の希望です。
本当に、宝物みたいな存在です。

でも、宝物だからといって、
いつもキラキラしているわけではありません。

泣くし、怒るし、こぼすし、散らかすし、
全然思い通りには動いてくれない。

それでも、その小さな命の中には
未来がぎゅっと詰まっています。

この子たちが、
安心して自分を生きられるように。

自分の気持ちを大事にできるように。
人の気持ちも大事にできるように。
失敗しても、また立ち上がれるように。
愛されているという感覚を、体の奥に持って育っていけるように。

そのためには、
やっぱり大人の根気がいります。

根気よく子育てしてほしい、の本当の意味

若いママたちには、
「根気よく子育てしてほしい」
と伝えたい。

でもそれは、
もっと我慢して、もっと頑張って、
という意味ではありません。

そうではなくて、

すぐに結果が出なくても大丈夫。
今日伝わらなくても大丈夫。
今できなくても大丈夫。

子どもは、ちゃんと育っている。
そしてあなたも、ちゃんと育っている。

だから、焦らなくていい。

何度でも伝えていい。
何度でも抱きしめていい。
何度でもやり直していい。

子育てに必要なのは、
完璧な正解を出し続ける力ではありません。

うまくいかない日も、
また子どもの方を向き直る力。

それが、根気です。

そしてその根気は、
子どもの未来を育てるだけではなく、
わたしたち大人自身の器も、少しずつ広げてくれるのだと思います。

子育ては、根気

子育ては、我慢じゃない。
忍耐という言葉でも、少し足りないかもしれません。

子育ては、根気。

すぐに伝わらなくても、
思い通りに届かない日があっても、
愛を毎日の中で伝え続けること。

今日もまた、
わたしたちは子どもと一緒に育っています。


最後に

子育てには、
正解が見えない日がたくさんあります。

頑張っているのに伝わらない日もある。
待ちたいのに待てない日もある。
優しくしたいのに、余裕がなくなる日もある。

それでも、
また子どもの方を向き直ること。
そして、自分のことも置き去りにしないこと。

その積み重ねが、
親子の安心を育てていくのだと思います。

ひとりで頑張りすぎなくて大丈夫です。

子育てのしんどさや、
母になってからの心の揺れを、
安心して話せる場所が必要なときは、
講座や個別相談でもお話を伺っています。

必要な方に、
この言葉が届きますように。

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